自主制作の作例

制作見本として自分で書いたメール原稿です。講座名・運営者・講師・価格・日付はすべて架空で、実在する講座の案内ではありません。

STEP MAIL

ステップメールの作例
(講座登録後の5通)

架空のオンライン講座に無料登録した人へ、7日間で送る5通です。売り込みは最後の1通だけにして、それまでの4通は、読んだその日に仕事で使える技を1つずつ届けます。

講座
架空の「ひとり総務のExcel時短講座」(運営:てまへら学舎)
入口
無料の動画講座(全3回)への登録
ゴール
7日目に有料の本講座(全12回)を案内する
分量
5通・本文は1通あたり約270〜450字。差し込み項目は {名前} のみ
  1. 登録直後

    無料講座の第1回をお届けします約束を伝える

  2. 翌日

    日付の入力に、まだ5秒かけていませんかすぐ使える技を1つ

  3. 3日目

    「姓」と「名」を分ける作業、1回で終わります読者の声に答える

  4. 5日目

    集計表が毎月どこかで崩れる理由本講座の手前まで

  5. 7日目

    本講座のご案内(申し込みは10月20日まで)案内と期限

想定した依頼

依頼主は、社会人向けのExcel講座を運営する架空の事業者です。「無料動画の登録者は増えたのに、本講座の申し込みが伸びない。売り込みに見えない流れにしたい」という想定で書きました。

読む人は、会社で総務や経理まわりをひとりで受け持っている方です。毎月の集計を手作業で続けていて、勉強の時間はあまり取れません。

配信の設計

1通ごとに、読んだ人にしてほしいことを1つだけ決めました

送る時刻は、通勤・昼休み・夜の時間帯に分けています。配信を始めたら、開封の多い時刻に寄せて直します。

5通の配信の設計
通送るタイミングこの1通の役割読んだ人にしてほしいこと
1登録の直後何が・いつ・何通届くかを約束する第1回の動画を見る/困っている作業を返信で1つ教える
2翌日 7:301分で試せる技で、得をしてもらうその場で試す/第2回の動画を見る
33日目 12:10いただいた返信に答える第3回の動画を見る
45日目 7:30本講座で扱う内容を1つ体験してもらい、案内を予告する7日目のメールを開く
57日目 20:00内容・価格・期限・向かない人を1通にまとめる申し込むか、見送るかを決める
メール本文

5通の原稿

黄色の {名前} は差し込み項目です。各通の下の緑の欄は、その1通のねらい(配信はしません)。

送るとき
1通目登録の直後(自動)
件名
【てまへら学舎】無料講座の第1回をお届けします
差出人
てまへら学舎 三浦

{名前}さん

てまへら学舎の講師、三浦です。
無料講座へのご登録、ありがとうございます。

さっそく第1回の動画をお送りします。
テーマは「毎月の集計表を、来月も崩れない形にする」です。12分ほどで見られます。

第1回の動画を見る(動画のURL)

これから7日間で、全部で5通のメールをお届けします。
どれも、明日の仕事でそのまま使える小さな技を1つずつ入れました。

ひとつだけ、お願いがあります。
いま、毎月いちばん時間がかかっている作業は何ですか。
このメールに返信で、一言だけ教えてください。
いただいた内容は、これからのメールで取り上げることがあります。

ねらい登録の直後はいちばん読まれる時間です。届く通数と中身を先に約束して、2通目以降を「待っていたメール」にします。いただく返信は、読む人がどこでつまずいているかを知る手がかりです。

送るとき
2通目登録の翌日 7:30
件名
日付の入力に、まだ5秒かけていませんか
差出人
てまへら学舎 三浦

{名前}さん、おはようございます。三浦です。

今日は、いちばん小さな時短をひとつお送りします。

日付を入れたいセルを選んで、Ctrlキーを押しながら「;」(セミコロン)を押してください。
今日の日付が一瞬で入ります。

手で「2026/10/12」と打つと、慣れていても5秒ほどかかります。
1日に20回打つなら、それだけで1分半を超えますね。

注意がひとつあります。
この方法で入れた日付は、明日になっても変わりません。
開くたびに今日の日付にしたい欄には、=TODAY() という関数を使います。
台帳にはCtrl+「;」、請求書の日付欄にはTODAY関数、と分けると間違いが減ります。

第2回の動画では、こうした入力の時短を7つまとめました。

第2回の動画を見る(動画のURL)

ねらい読んだその場で試せて、1分で効き目がわかる技を1つだけにしました。「このメールは読むと得をする」と覚えてもらえると、3通目以降も開かれます。

送るとき
3通目登録から3日目 12:10
件名
「姓」と「名」を分ける作業、1回で終わります
差出人
てまへら学舎 三浦

{名前}さん、三浦です。

1通目のメールに、返信をくださった方、ありがとうございました。
多かったのは「名簿の整理に時間がかかる」というお悩みでした。

※実際の配信では、いただいた返信の内容に合わせてこの段落を書き換えます。

たとえば、A列に「山田 太郎」のような氏名が並んでいて、姓と名を別の列に分けたいとき。
1件ずつ切り貼りしていませんか。

やり方

1. B列のいちばん上のセルに「山田」とだけ手で入れる
2. そのすぐ下のセルを選ぶ
3. Ctrlキーを押しながら「E」を押す

残りの行の姓が、まとめて入ります。
「フラッシュフィル」という機能で、Excel 2013から入ったものです。名の列も同じやり方で分けられます。

ただ、姓と名の間に空白がない名簿では、うまく分かれないことがあります。
入ったあとに、何行か目で確かめてください。

第3回の動画は、名簿や顧客リストの整え方です。

第3回の動画を見る(動画のURL)

ねらい返信を取り上げて、送った声が届いていると感じてもらう回です。取り上げる内容は、実際にいただいた返信に必ず差し替えます。作った声は使いません。

送るとき
4通目登録から5日目 7:30
件名
集計表が毎月どこかで崩れる理由
差出人
てまへら学舎 三浦

{名前}さん、三浦です。

毎月の集計表で、こんなことはありませんか。
・行を足したら、合計にその行が入っていなかった
・先月の表をコピーしたら、式の範囲がずれていた

原因の多くは、式が「A2からA100まで」のように範囲を決め打ちしていることです。
101行目より下に足したデータは、合計に入りません。

これを防ぐのが「テーブル」です。
表のどこかのセルを選んで、Ctrlキーを押しながら「T」を押し、OKを押すだけです。

テーブルにした表は、行を足すと範囲が自動で広がります。
テーブルの列を指定して作った合計の式も、それに合わせて広がってくれます。

ここまでの4通で、入力・整理・集計の基本をお伝えしました。
本講座では、このテーブルを土台にして、月末の集計を「データを貼り付けたら終わり」にするところまで進みます。

くわしいご案内は、明後日の夜のメールでお届けする予定です。

ねらい本講座で扱う内容を、無料で1つ体験してもらう回です。案内の日は、先に予告しておきます。そうすれば5通目が、突然の売り込みに見えにくくなるはずです。

送るとき
5通目登録から7日目 20:00
件名
本講座のご案内(申し込みは10月20日まで)
差出人
てまへら学舎 三浦

{名前}さん、三浦です。

無料講座のメールは、これが最後になります。
今日は、本講座のご案内をさせてください。

「ひとり総務のExcel時短講座」は、毎月の集計や名簿の管理をひとりで回している方のための講座です。

内容

動画 全12回(1回15分前後)/各回の練習用ファイル/メールでの質問(受講から3か月間)

受講料

19,800円(税込)

申し込み期限

10月20日(火)23:59まで

この講座が向いているのは、マクロを書かずに、いまの表を速く、崩れにくくしたい方です。
反対に、VBAやマクロを本格的に学びたい方には物足りないと思います。
その場合は、申し込みを見送ってください。

申し込みから8日以内なら、理由を問わず全額をお返しします。
まず第1回を見て、合うかどうかを確かめてみてください。

本講座の詳細と申し込み(申し込みページのURL)

7日間、読んでくださってありがとうございました。
申し込まない方にも、月に1回、Excelの小さな技をお送りします。
不要な場合は、下のリンクからいつでも止めてください。

ねらい内容・価格・期限・向かない人・返金の条件を1通にまとめ、読む人が自分で決められるだけの情報を出します。期限は実際に締め切る日付で書きました。延ばさない運用が前提です。

※講座名・運営者・講師・価格・日付・返金の条件はすべて架空です。

NOTES

制作した側からの補足

メールを書くときに決めていることをまとめました。

  1. 売り込みは最後の1通だけにしています

    4通目までは、読んだ人がその日に使える技を1つずつ届けます。案内のメールが届くころには、講座の中身を少し体験している状態を作ります。

  2. 件名だけで、中身がわかるようにします

    受信箱では件名しか見えません。「お役立ち情報」のような件名は避け、何ができるようになるかを件名に書きました。

  3. 向いていない人も書きます

    合わない方の申し込みは、返金や不満の対応で双方の時間を取ってしまいます。案内のメールには、見送ってほしい方の条件も書きました。

  4. 送信者の表示と配信停止の方法は、毎通の末尾に固定します

    広告や宣伝を含むメールには、送信者の名称や住所、配信を止める方法の表示が法律で求められています。案内の回だけでなく、5通すべてに同じ署名を入れました。

  5. 操作の説明は、手元で試してから書きます

    キー操作や関数は、使えるバージョンや環境で動きが変わります。対応するバージョンを本文に書き、つまずきやすい例外も1行添えました。